モーニング娘。’26 DVDマガジン Vol.167 受け継がれるモーニング娘。 あわあわリーダーと無邪気な新メンバーに落涙

牧野真莉愛さんの卒業ツアーを追ったモーニング娘。の最新DVDマガジン、そのラストシーンで思わず落涙したことを伝えたいと思いまして。

現在、2026年の秋ツアーとして順調に日程を消化している『モーニング娘。’26 コンサートツアー秋 「超 Heartful 11 コスモス」』の現場にて販売されているDVDマガジンは、先立つ春ツアーである『モーニング娘。’26 コンサートツアー春 – Rays Of Light –』のバックステージに密着したもの。2026年の春ツアーは、12期メンバー牧野真莉愛さんの卒業ツアーともなり、その密着のバックステージは、Vol.166、Vol.167 の2つ。つい先日、10月10日での広島の現場から Vol.167 が追加されたというところで、今般言及したいのは、この Vol.167 のラストシーン。

もちろん、ハロプロのバックステージ映像は、どこのグループであれ、どのメディアであれ、ファンにとって非常に満足度が高いことは言うまでもないんですが、この Vol.167 のいくつかのシーンが、非常に涙腺に厳しい仕様となっており、本記事では、ネタバレを回避しながら、その点に触れてみたいといった次第なんですが。

さらにもちろん、牧野さん卒業ツアーの密着ですから、まさに卒業の舞台となった武道館の舞台裏を含むDマガですから、最初っから涙腺的にはヤバいんですけどもね。一瞬だけ、牧野さんが密着カメラに向かって「急に決まったことだったから、ごめんなさい」と言うシーンもあり(何が「急に決まったこと」だったのかも含め、前後の事情や詳細は一切なく、あくまで上述の一瞬のセリフだけ)、エンディングのダイジェストでは、牧野さんの加入からの歴史が短いショットの連続で挿入されていたりして、もちろん、十分に涙腺に厳しいものではあるわけです。

重ねてもちろん、個々のメンバーの名場面にも事欠きません。
小田さくらさん、卒業していく真莉愛さんに、「加入したころは真莉愛の方が背が低かった」とか、「中学生の頃から一緒だから、もう幼馴染みたいなもんだね」とか言ってます。あれ?小田ちゃん、いつのまに、こんなに慈しみの深い母キャラになったのか、と。後輩たちのことが大好きなのに、そんな後輩たちに「あんたら!」とか呼びかけることを自分で笑っていたりします。

余談の余談ですが、牧野さんが小田ちゃんに向かって「小田さんを送り出す言葉を準備していた」と述べる場面もあって、意味深な一瞬の場面がいくつもあったりして。

岡村ほまれさん、密着カメラに向かって(カメラに写っている自分を見て)「う~ん、可愛い」とか言ってます。ステージ上のMCでは、モーニング娘。について語ろうとして「謎に泣きそうなんだけど!」と訴える ほまれさん。山﨑愛生ちゃん、なにかとモグモグしていて、偏食愛生ちゃんは、こういうところでマメにエネルギーを補給しているのかと。愛生さん、髪を切ったことにファンが気付いてくれないとご立腹です。櫻井梨央さんの、とにかくバックステージを明るく保ってくれる元気さは、それだけで泣けてくるほど。上述の謎に泣きそうになった岡村さんを、数人分離れた距離からリモートで “頭ナデナデ” しようとしてくれています、らいりー。井上春華さん、ステージ上での同期の発言を、バックステージで密着カメラに向かって愚痴ります。弓桁朱琴さん、すっぴん余裕とはっきり明言します。ってか、ゲタさん(by 愛生ちゃん)元気すぎ。

さらには、一人先行した18期メンバーの杉原明紗ちゃん、まじめに度胸があるのか、先輩たちからイジられまくっていても(終盤、小田ちゃんから「ガキ」と呼ばれる場面あり)あんまり物怖じしたりせず、わりと通常運航な感じ… かと思えば、やはり武道館での初パフォーマンス前の円陣で、緊張からか涙を見せます。そして、非常に涙腺的に厳しかった場面としては、かつて加入した時には、初ステージの座間前や千秋楽前に、緊張して泣いてしまって、譜久村さんや生田さんに抱きしめてもらっていた愛生ちゃんが、円陣の隣で泣いてしまっている明紗ちゃんを抱きしめます(→ 参考「モーニング娘。DVDマガジンに見る “継承の形”、最年少に背中を押され “先輩” になっていく「娘。」たち」)。

… と、このように、従来のバックステージ密着Dマガ同様、ファンの胸に響く場面が豊富過ぎるDVDマガジンとなっている次第ですが、とりわけ、次のところを取り上げたいと思う次第。

大慌てリーダー野中さんと無邪気な18期メンバー

腰が痛くてツアーをずっとお休みしていたリーダー野中美希さん、千秋楽の武道館では、Dマガのカメラに「お久しぶりです」とか言ってます。そんな野中さん、千秋楽の武道館を終えた、終演後のメンバーがコメントする場面で、メンバーたちが卒業する真莉愛さんへ一言ずつコメントする場面で、「真莉愛にモノ申したいことがある」とか言い出します。

野中さん、しっかり者なんだけど、しっかり者だからこそ、たまにやらかすポカ(ステージ裏で大声だしちゃって小田さんに叱られたり、開演前の円陣で、これから行うライブのセトリ パターンを間違って宣言して同期に指摘されたり|いずれも過去のDマガより)が目立つので、その やらかし での慌て方が非常に愛らしかったりします。18期の新メンバーを迎えるにあたっても、先に自分の方がアタフタ慌ててしまい、かえって中学生の新メンバーの方が落ち着いてしまう始末。

そんな、しっかり者だということをファンもみんな知ってるのに、しっかり者ではなくなってしまう場面こそがコミカルに面白おかしく目立ってしまって、ドタバタあわあわしてる印象が強めのリーダー野中さん。そんな、野中さんが、なんだか珍しく、卒業していく同期の真莉愛さんに「モノ申したいことがある」と押し出します。… 野中さんが牧野さんに何と苦情を言ったのか、それは是非、このDVDマガジンを購入の上でご確認いただきたいところですが、そんな(勇気を振り絞ったとも思える)野中リーダーの苦情に、牧野さん、動じるどころか、軽くサラッと(反論するってテイストでは全然なくて、あくまで普通の会話のように)返します。

そして、繰り返し、勇気を振り絞ったとも思えるモノ言いを、軽くあたりまえのように牧野さんから返されて、せっかくの主張を、「あ、そうだね、そのとおりだね」って感じで、そのまま引っ込めてしまう野中さんでした。

… この、真莉愛さんに普通に返されて、そのまんま引っ込める野中さんが、わたくし、個人的に、とっても愛らしくて。それこそ、ちゃんとしっかり者なのに、だからこそ、しっかりできなかった場面でのアタフタぶりが愛らしい野中さんの通りに、珍しく個人の主張を強めに同期にブツけたかと思ったら、特に厚い壁にぶち当たったってわけでもないのに、するっと引っ込めて、やっぱりどこか あわあわ してる野中さん…

2025年からこっち、いろいろあったモーニング娘。です。
それまでに比べれば、非常に、と言って良いくらい、多くのメンバーが卒業することになりました。グループの内部事情について、ファンが憶測しかねない「流出」も、いくつかありました。卒業メンバーが相次ぐ中、そんな只中でグループを支えていた大先輩の卒業もアナウンスされました。かと思えば、これからのモーニング娘。の主軸だと思われた同期の急な卒業も決まってしまって… しっかり者で、そして、だからこそ、自分の “しっかりしていないところ” をコミカルに表に出せる、そんな野中さんだからこそ、厳しい時期となった2025年からのモーニング娘。を支えることができたのかな、と。

いや、自分でもちゃんと言語化できないんですけど、真莉愛さんに「モノ申したい」と押し出しながら、軽く返されて、そしてやっぱり、どたばた、あわあわ しながらニコニコしている野中さんが、とても愛らしく、うっかり涙腺が反応してしまったのでした。

そして。
そして、Dマガ終盤のツアー千秋楽ともなる武道館のバックステージでは、明紗ちゃんに続く18期メンバー3人の様子も活写されます。

新メンバーの白のワンピースが、自分の加入時の衣装より可愛いことに苦言を呈しつつ、「美結ちゃんが戻ってきたら、最初のあいさつのところ、もう一回やろうか」と、鈴木さんと石川さんに声をかけてる愛生ちゃんだったり、初パフォーマンスを終えて、小田先輩となにやらお話してる明紗ちゃんの後ろを通りすがりながら「頑張ったね、お疲れ♪」と頭をナでる野中リーダーだったり、18期関連で麗しい場面は、先輩メンバーにも多いですけれども。

ステージ度胸があるというか、大先輩たちに動じない、不動心の杉原明紗さんが、武道館前の円陣で泣いてしまっていたことは、上に述べた通りですが、そんな明紗さんに少し遅れて加入した3人(安田美結、鈴木もあ、石川華望)の、恬淡とした、中学生らしく、よく状況が飲み込めていない感じでもある、ほわっとしたバックステージの様子が、あまりにも無邪気で、ラストの牧野さんとの集合写真でも、当たり前に嬉しそうにニコニコしていて… 新メンバーの幼い無邪気さが、卒業していく先輩とのコントラストで、古いファンの涙腺にとって、たいへんに厳しかったというわけです。

そんな18期の本格的なバックステージの映像は、来春のツアーで発売されるであろう今秋のツアー密着のDマガを(あと半年ばかり)待たねばならぬところで、だからこそ、ファンがDVDマガジンを求めているぞということを、どこかに伝わることを祈念して、こんな記事を投稿してみた次第です。

*****

そんなわけで最後に、Dマガのクオリティが、ファンにとって非常に嬉しい方向で進化しているのは、決してモーニング娘。のものだけではないことを紹介して、勝手な紹介記事を終えますね。

DISC2の終盤に挿入された海外公演の一コマより。

(文=椿道茂高)

エンタメアライブでは、皆様からの投稿を募集しています。
詳しくはこちらを御覧ください『寄稿について』

コメント

名前*必須